2016年10月5日水曜日

ICS軽井沢文庫だより第1号

ICS軽井沢文庫だより」 NO.1 201669

 皆さん、お元気ですか。わたしは、現在、長野県北佐久郡軽井沢町に住んでいる日本キリスト改革派教会・西部中会引退教師の宮﨑彌男です。
 今年もすでに半ばに差し掛かり、もう1ヶ月もすれば、ここ軽井沢も避暑地本番の夏を迎えようとしています。
 わたしは、今年の年賀状で「ICS軽井沢文庫」の開設をお知らせし、4月オープンの予定、と言っておりました。ところが、思いがけないことに、4月14日と16日に、わたし自身が都合20年間開拓伝道しました熊本で、M6~7の大地震が発生し、その被害状況に心も体も揺れ動く毎日が続きました。幸いにして、教会員とご家族は主の御守りの中で、皆さん無事で、教会堂も、地域の方々のために、支援物資の集配また憩いの場となっているようで、感謝しています。しかし、今なお余震の心配があり、多くの方が避難所生活を続けておられるとのことですので、わたしも、家内と共に今月の25日から4日間お訪ねし、御言葉のご奉仕もさせていただきたいと願っているところです。
 そんなわけで、「ICS軽井沢文庫」の開設も予定より少し遅れてしまいました。この「たより」(NO.)の発刊をもって開設とさせていただきます。
  この「たより」は、当面、毎月第2週の木曜日に発行することといたします。当初は、「文庫」に関する情報のみならず、わたしや家内の身辺の出来事なども適宜報告させていただきますので、気軽にお読みいただき、お祈りに覚えていただければ幸いです。
 この第1号では、以下に、この文庫開設に導かれた経緯、現在の文庫の様子、今後の計画/ヴィジョン等について記しておきます。

(開設に至るまで)
 ICS軽井沢文庫の開設に至るまでの経緯については、一つ一つのことにおいて、主の摂理的な導きがあったことを覚えざるを得ません。 
  牧師は、引退の時、ほとんど例外なく本の処分に頭を悩まします。牧師館の書斎から一般の住居へ引っ越す際、書物を収納するスペースは限られています。それで、泣く泣く多くの愛蔵書を処分せざるを得ないのです。わたしの場合も、筑波みことば教会を定年退職して、軽井沢の現住所に引っ越したとき、多くの書物を手放さざるを得ませんでした。それでも、残りの本を住居内の書棚に並べ終えた後、なお20箱ばかりを物置小屋に積んでおく以外にありませんでした。その中には、以前にカナダの留学先から持ち帰った大事な書物も多くありましたので、湿気の多い軽井沢では心配でした。
 いずれ何とかしなければと思っていたところ、昨秋、近くの家の敷地内に木製の小屋が建っているのを見て、わが家の庭にログハウス風の「ICS軽井沢文庫」を設置することを考えた次第です。幸い、近くに住んでいる義弟(2級建築士)の協力も得て、小屋の内外に灯りもつき、たった3畳の小さなものですが、「ICS軽井沢文庫」が庭の一隅に完成しました。ハレルヤ!

(現況)
 ICS軽井沢文庫には、わたしの持っている書物やその他の文献・資料の内、大まかですが、次の三つのカテゴリーに従い、これに限って収納・展示したいと思っています。
 ①トロントICSInstitute for Christian Studies)関連の書籍・文献
 ②オランダで展開された「法理念哲学」(philosophy of law-idea)関連  の書籍・文献
 ③その他、日本におけるキリスト教有神的世界観人生観確立の   ために有益な書籍・文献
 現在のところ、①については、約700冊を収納しています。但し、この中には、わたし(宮﨑彌男)1975年4月、ICSに提出した修士(M.Phil)論文“A Basic Pattern in Zen Buddhism--the Logic of Sokuhi--”及び、その関連の文献も含まれています。
 ②については、現在のところ、最近いただいた「H. H. Schat 氏寄贈図書」(法理念哲学関連のオランダ語、英語文献約70冊)がその主なものです。なお、この関連で、数ヶ月前、トロントICSのライブラリアンから、オランダ改革主義哲学協会の学術誌“Philosophia Reformata”の創刊号(1936)から(ほぼ)全巻寄贈の可能性があるとのメールをいただきました。もしいただければ、大変貴重な“文庫の宝”となるに違いありません。

(今後の計画とヴィジョン)
 上記のごとく、ICS軽井沢文庫は、設置の直接的な動機としては、引退牧師の愛蔵書収納の必要性から出たことでありましたけれども、事がスムーズに運んで行くにつれて、わたしは主の「聖く、賢く、力強い」摂理の御手(ウ大教理18)に導かれていることを強く覚えざるを得ませんでした。と申しますのは、わたしが1975年4月に上記修士論文をトロントICSの教授会に提出し、合格を告げられた後の懇談会で、わたしは、帰国後に、ICSのような改革主義キリスト教哲学研修所を日本にも創設したい旨、強い決意を述べているからなのです。そして、その時のわたしの言葉は、そのままの形で、当時のICSニュースレター(“Perspective" Vol.9, No.5, 1975/5-6)に、掲載されたのです。
 このことは、牧師現役時代も、わたしの頭から離れたことはなかったのですが、牧会と両立できると思えず、延び延びになっていたのです。結構長い「延び延び」ですね! でも、引退教師となった今、やっと、一歩を踏み出すことが出来て感謝です。ハレルヤ!
 そういうわけで、「ICS軽井沢文庫」は小さな第一歩ですが、それでも、重要な第一歩なのです。
 「ICS軽井沢文庫」は、年賀状にも書きましたように、「カナダ・トロント留学時代を中心に集めた、有神的世界観人生観確立のための文献や講義ノートを収納・公開」するためのささやかな文庫です。なぜ「公開」かと言えば、私どもがここ軽井沢・追分にいる間、ぜひ皆様方にお訪ねいただいて、書物を見開き、テープを聴き、教会の現在と将来、日本の現在と将来について語り合いたいからです。軽井沢は、不思議と話の弾む所です!。
 新幹線で東京から1時間とちょっと、「しなの鉄道」信濃追分駅から車(迎えに行きます)10分の所です。わたしの夢は、この文庫が発展して、教会の内外の方々(特に、若い世代の方々)が聖書的改革主義的世界観に立って、今日の教会と社会(さらには、文化・芸術・学問etc.)に対する鋭い切り込み術を学ぶJICSJapan Institute for Christian Studies日本キリスト教哲学研修所)となることです。このために、ぜひお祈りいただきたいと存じます。
 
  「わたしの愛する兄弟たち、こういうわけですから、動かさ
  れないようにしっかり立ち、主の業に常に励みなさい。主
  に結ばれているならば自分たちの苦労が決して無駄になら
  ないことを、あなたがたは知っているからです」。
      (コリントの信徒への手紙一15:58
 
                               (宮 男)

PS. この「ICS軽井沢文庫だより」(NO.1)は、今年2016年の年賀状を差し上げた方々とその他親しい方々にお送りしています。次の「たより」は、714日の予定です。受信ご希望の方は、メールアドレスをお知らせくだされば、当方よりメールでお送りします。

389-0115長野県北佐久郡軽井沢町追分36-23
宮﨑彌男
TelFax 0267-31-6303(携帯) 080-3608-3769
e-mail:mmiyazk@a011.broada.jp

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